犬の眼 伊波虎英 ブレーキの無き自転車が通り過ぐ風待月(かぜまちづき)のわれをかすめて まきばしら太き乙女もか細きも蟬羽月(せみのはづき)の街を歩めり この菊地直子とともにやせ細りゆきし日本の十七年か 食道を逆流するごとエレベーターのぼりてわれ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。