桜のうた 伊波虎英 ひと年(とせ)をかけて桜は大いなる肺活量の呼吸ひとつす 春の日のへうめんちやうりよく満開の桜はおほき水の粒なり 花霞のむかうにぼんやり見えてゐるやうな気がした昭和の家族 白髪をもたぬ老木おそろしや萎るることなく散るさくらばな…
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