折々のうた 伊波虎英 「茹で損なひの枝豆みたい」といふ比喩のいかにも江戸に居さうな男 片つ端から山本周五郎を読みかへす気力なきこと哀しみのひとつ さ、くら、さく来世の花を天守より見おろしゐたる秀吉とわれ 生活が顔に出でたる美人にはなかなか会へぬ…
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