年末恒例題詠◇わたしの愛読書 宗教で囲へば逃げてゆく神のあかんべえする桃色の舌 二十年前に手にした遠藤周作の『深い河(ディープ・リバー)』 には、学生時代に親しんだ彼のこれまでの作 品(キリスト教系の学校に通っていた僕にと って遠藤周作の数々の…
秋の訪れ 伊波虎英 製菓場の跡地に埋まるエンゼルの墓碑として建つ分譲マンション 吃音の男児が ま、ま、ま、吃るたび ま、ま、ま、真つ赤な曼珠沙華揺れる 公園の鳩はついばむぽたぽたと老婆がこぼしゆける記憶を ユニクロのチラシが秋の訪れを教へてくれる…
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