<ログ45>

◆014:主義 廣西昌也 2005年03月22日 (火) 16時30分
チクロ入り菓子を毎日食べていた共産主義に華ありし頃


◆012:メガホン みち。 2005年03月22日 (火) 22時58分
電話でもメールでもダメ。メガホンで“がんばれ”と言って。そこから言って。


◆034:背中 丹羽まゆみ 2005年03月22日 (火) 23時19分
孵化を待つ卵のごとし講堂の体育座りの子らの背中は


◆024:チョコレート 古内よう子 2005年03月23日 (水) 00時25分
チョコレート色したローファーつま先が割れてもよかった 17だから


◆033:魚  中村悦子 2005年03月23日 (水) 00時30分
ひさかたの空のきらきら降ってきて春の魚がわたしを泳ぐ


◆009:眠 蝉マル 2005年03月23日 (水) 08時29分
中立というのではなくガラス越しの陽射しに眠気を誘われていて


◆001:声 萩原留衣 2005年03月23日 (水) 09時56分
この歌であなたの脳がつくりだす私の声は優しいですか


◆091:暖 足立尚彦 2005年03月23日 (水) 10時33分
寒流も暖流も韓流もオレ流も流れる。流れるために


◆046:泥 寺川育世 2005年03月23日 (水) 12時26分
後悔は泥酔の道のそちこちに落ちてゐてひとつ拾へば椿



     ☆



題詠マラソン」に復帰した矢島博士さんが、給水所
五十嵐きよみさんから届いた忠告メールを公開している。
相変わらず大人気ない人だなあというのが率直な感想。
3/20付でコメントしている通り、
ああいう詠草を出詠することは全く問題ないし、
棄権・復帰も自由。でも他のブログでぼやいたり、
こういうことをするのはねえ……。


一方で、矢嶋さんに対して、匿名で陰湿な反論を
している人がいるようでそれは気の毒に思う。
矢嶋さんが、「正々堂々と、私の短歌のアキレス腱を「ぶったぎる」論を待ちます。
息の根をとめてみよ。短歌論として、構造、響き、律、の総合ろんとして。」
と書いていたけれど、作者が憎ければ作品まで憎いというのはやっぱりまずい。
矢嶋さんについて触れたブログをいくつか見ると、彼自身には批判的であっても
矢嶋さんの作品は認めている方もいてちょっと安心していたんだけど、
やはりみんな感情的になってしまって、そういう人はごく一部なんだろうか。


今回のことは、少し大人気ないところはあるとはいえ、
短歌観のぶつかり合いの範疇のことだし、結社の「WEB歌会」で矢嶋さんに、
短歌とは直接関係のないことで非常に不愉快な思いをさせられたことのある僕としては、
「またか」という思いはあっても、ぜんぜん不愉快には感じていない。


また、僕はずっと作者と作品は別物というスタンスでいるので、
矢嶋さんのことをどんなに好かん奴やなあと思っていても、
投稿歌で気に入った歌があれば、これまでもここでピックアップしているし、
当然これからもピックアップしていく。


最後に、これも3/20に書いたことの繰り返しになるけれど、
矢嶋さんにも、彼が陰湿な匿名者に訴えていることと同様、
正々堂々と論でもって「題詠マラソン」をぶったぎってほしい。
もちろん、秀歌もいっぱい見つけてほしい。



     ☆