空(そら)に三(み)つ廊下 イラクへゆく人の口髭は雪の湿りを帯びて 銀行のATMは悪人の見分けもつかず触られている かさかさと音させているコンビニの袋に雨は沁みてはゆかず 銀鱗のあふれてやまぬ受話器からあなたの声をさがす冬の夜 微熱のあることを…
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