海綿のうへに目醒むる切手にも快楽のごときくるしみあらむ 服部みき子 候鳥が集う水面に映りたるまぶたを腫らしたような曇天 守谷茂泰 軍刀に刃こぼれありと研ぎ師いう何も語らず父は逝きたり 細山久美 添へ書きに母といふ字の消えしより賀状の余白広くなり…
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