白皿の煮物に散らす空豆を仕合せの欠片と今思いたり 山田幸江 東北の男はむかしのにほひして父のごとくにふるまひたがる 花鳥佰 陽炎のごとき喪服の親族の一人となりて陽炎に入る 吉川真実 てつせんの垣根の前にわが犬は名を問はれをり美しき敬語に 大越泉 …
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