夜の水に昆布をひたし朝までの過ぎゆく時間水屋にとどむ 真木かずさ つくづくと十指きたなくパラフィン紙よそほひてゐる本を取りだす 多田零 ただ水を出す器にとなり果てむししむら、夏の膝下にありて 生沼義朗 自転車のチューブに密閉されをりて空気くるし…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。