荒梅雨や街は汚れてゆくばかり新聞記事にならぬ事件で 村田馨 うぐひすの谷わたり澄む五月尽 午睡の母の補聴器を拭く 紺野裕子 春の海を乱して漢(をとこ)が釣りあげしこれやこの魚(うを)さくら色して 池田弓子 親指の爪で切れ味確かめて通学路刈る鎌を研…
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