眼のごとく老ゆる硝子戸ゆるやかなゆがみの中に生家の庭見ゆ 吉川真実 石段をブーツでのぼる彼岸の日かかとに春の重力が響る 洞口千恵 泣きたいと思って泣ける歳は過ぎ発疹これがわたしの涙 大橋麻衣子 己が眼窩とおる小魚にふるさとの春を語るや大和のどく…
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