2011-01-09から1日間の記事一覧

鉄橋の真下に立ちて眼閉じれば我が身の内を列車抜けゆく 太田賢士朗 ひとことも口きかぬまま終はる夜うへに住む人ものを落としぬ 黒河内美知子 種のない柿が届いてダンボール一箱分のさびしい重さ 黒崎聡美 生真面目に無人の部屋で首を振る戦後日本の扇風機…