初昔(はつむかし) 伊波虎英 愛らしき鳥のさへづり聞こえれば歩は止めざれどめぐり見回す いづこにも小鳥は居らず前をゆく老女がひとり間遠に見ゆる 愛らしくさへづる鳥の音(ね)を立てて軋むカートを押しゆく老女 震災は詩を殺したと思ひつつ紅白歌合戦を…
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