2006-01-31 ■ 短歌人(月例作品) 短歌 水銀(みづかね)の電池左手(ゆんで)で光陰を刻む小春のF・マーキュリー忌 キリエエレ易損品積めるトラックの右折をせむと十字路に入る ご静養ばかり画面に映りゐて手を振つてみる手を振るきみへ< 人生は一度ぽっきり、ソース二度づけお断り 店主敬白 > 老い人が樹木抱(いだ)きて流涕する公園のこと噂に聞きぬ 商ひはウシの歩みのごとくあれ ♪牛乳石鹸良い石鹸 伊波虎英