2009-08-20 ■ アンソロジー 鑑賞・短歌人 教会の塔の高処に吊る鐘のぐらなだぐらなだ天に鳴る街 吉岡馨 汚さずにきたるその手でふれてみよ白いタイヤキ白い仏壇 芦田一子 よろめきてもなほ一発のジャブのため内藤大助にやりと笑ふ 平柳ミツ子 五月病わずらう犬が庭中にほりたる穴の一つに落ちる 田平子 (2009.9.9.記)