◆001:声 谷口純子 2005年03月01日 (火) 00時11分
鳴き声が人語に変わるすれすれで対決しおり黒猫白猫


猫同士の喧嘩の緊迫感を「鳴き声が人語に変わるすれすれ」と
ややずらした個性的な表現で巧みに切り取った歌ですね。
この「すれすれ」は、作中主体が二匹の猫へ
感情移入している度合いでもあるのかもしれません。
谷口さんは、猫シリーズ100首でしょうか。
谷口さんと猫との<すれすれ感>、楽しみです。


     ☆


◆001:声 生沼義朗 2005年03月01日 (火) 00時13分
歌よりも声に浸るがためだけに白鳥英美子の曲聴きており


僕が、歌詞を理解して聴くわけではないし、メロディアスな曲でもない、
さらにそれほど歌がうまいわけでもないのに、しばらく聴かないでいると、
ブルース・スプリングスティーンの曲を無性に聴きたくなるというのも、
「声に浸るがため」、彼の声に魅力を感じているからにちがいありません。
「言霊(ことだま)」という言葉がありますが、僕は
「声霊(こえだま? こわだま?)」というのもあると思っています。
誰もがというわけではなく、稀に「声霊」を持っている人がいると。
歌声でなく、純粋な意味での「声霊」としての話し声でいえば、
どうしても容姿ばかりに目が行きがちですが、ハセキョウこと
長谷川京子は、声もなかなか魅力的で、まちがいなく
「声霊」の持ち主だと思います。個人的な好みでしょうか(笑)。