2010-08-26 ■ アンソロジー 鑑賞・短歌人 説明はつかないけれど会社では私に対する評価は低い 森直幹 世の中をはすかひに見る我がゐる、否、世の中こそはすかひならむ 高山路爛 まつさらな五月の空はどこまでもまつたくもつて煌太日和だ 近藤かすみ 奔放な歌詠む友の休みいて律儀な歌群しだいに重し 野村千惠子 前田敦子、大島優子、篠田麻里子 「子」のつく名前滅びずにおり 津和歌子 蔦は納屋を覆いぼくは母を労わるからいつ来てもいいこの家に夏 久保寛容 蕊だけが残った百合の花のよう高きスタバの椅子に腰かけ 磊実